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Channel: ☆楽しいフラッシュライトの世界☆ 懐中電灯と共に♪
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新製品 OLIGHT PL-MINI 2 VALKYRIE ~ ウェポンライト

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2019年1月発売の新製品です。

【近距離から見易い配光、独自のUSB充電は抜群に使い易い!】

搭載LED CREE XP-L HDとスムースリフレクター(SMO)による照射です。

スペックでは旧型よりも光束値で150%(400→600lm)、中心の明るさと飛距離の目安になる光度では178%(1400→2500cd)に向上しています。

本製品は全体的にコンパクトながらガッチリとした造りに感じます。

しかし、動くべき部分は滑らかな動きです。

取り付け部分はスイングレバー式で、ネジ式と違って緩む心配が無く、着脱を工具不要で素早く行えるのが良いですね、トイガンで付け替えたい場合にも非常に楽な方式だと思います。

レバーを緩めると、レイルが前後数段階にスライドするので、位置調整も同時に行なえます。

レイルマウントは2種類から付け替えが可能で、トルクスネジ(TORX)T6×2本で留めて有ります。

簡易型のL字形レンチ は、T6(長軸側)×T8(短軸側)。

製品によってはレイルマウントが専用品の場合も有りますから、本製品は柔軟な対応だと思います。

防水性能ランクは、全天候型防水IPX4(防沫形~あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない )の更に2ランク上のIPX6(耐水形~あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない)をクリアしていて土砂降りでも大丈夫なランクですから、安心感が有ります。

光色はCW(COOL WHITE)ですが、中心光は薄い黄色~緑色混じりの様な白色をしていて青白さが無い為か、使用者側からは目に刺激が少なく見易く感じます。

周辺光は中心より色温度の高い色です。

照射範囲は距離1mで周辺光径が2m程度とワイド、中心光径は40-50cm程度で大径の印象です。

一般的な手持ちのフラッシュライトでは、同距離で周辺光径1.2-1.5m、特に1.3mくらいの物が多い印象です。

狙いを付けるのに重要な中心光径が大きく、中心光は均一の明るさと色の印象です。

また、周辺光がワイドで比較的明るいので、広範囲を見渡し易い印象です。

中心光と周辺光の明るさのメリハリ(明暗)が強過ぎる事が無く、そのバランスが良く、近距離から見易く感じますが、装着するコンパクトな銃に合った配光かと思います。

室内では光の反射も手伝って、更に広い範囲を見渡せます。

屋外照射でもワイド配光に助けられます。

その為、立った状態での水平照射でも足元が十分に見え、多少上向きの照射でも、足元近くも明るい印象です。

参考用に照射画像を添付します。

※ LEDの光色には個体差が有ります。

自動減光機能が有るので、連続点灯では徐々に明るさが下がりますが、極めてさり気無い制御で、急に暗くなったりはしません。

自動減光機能が働いてから一度消灯して再点灯すると自動減光機能がリセットされて明るく点灯します(電池残量にもよるかと思います)。

満充電から5分間連続点灯して消灯し、再点灯すると減光していた事が分かるくらいは減光しています。

取扱説明書によると、点灯から1分間は最大出力(光束600lm)、その後は徐々に自動減光しながら10分以内に最低出力(光束60lm)になる様です。

操作は【間欠点灯】と【連続点灯】のみで、ストロボは有りません、シンプル。

操作は左右に有るスイッチで行います。
左右どちらか、または両方同時に操作しても同じ機能です。

スイッチには滑り止めの筋状突起が有り、効果を感じられます。

スイッチのリターンスプリングの反発力(重さ)も軽過ぎず丁度良い印象です。
スイッチは真下方向に弧を描いて動き、スイッチから指を離すと元の位置に戻る仕組みです。

スイッチをクリック(真下に押し下げて直ぐに指を放す)で【連続点灯】、長押し(真下に押し下げて0.5-1秒程度以上経過してから指を放す)で【間欠点灯】。

【連続点灯】の場合、再度のクリックまたは長押しで消灯します。

※ 便宜上、クリックと説明しましたが、無音スイッチです。

リチウムイオン充電池を内蔵したUSB充電ですから、モバイルバッテリー等から充電可能で、小まめにつぎ足し充電を行えば、電池残量を確保出来るのが良いですね。

使い捨て電池よりも繰り返し運用が行い易く、ランニングコストが大幅に改善されます。

また、電池を一々取り出す手間や、その時の砂埃等によるトラブルの可能性も避けられます。

大容量の充電池では有りませんから、小まめに充電を行い易い独自のコネクターによる充電システムも高く評価したいところです。

充電池を内蔵し、独自の磁気充電ケーブルによるUSB充電なので、一般的に多いMicro USB Type-Bコネクターの様な防水キャップは存在せず、挿し込み難さが無いのも使い易いですね、また砂埃によるトラブルも避けられそうです(充電時には必要に応じてコネクターを綺麗な乾いた布等で拭き取ります)。

磁気充電ケーブルのコネクターを近付けると、後は勝手に適正位置で接続され、直ぐに自動充電が始まり、自動停止、極めて簡単です。

USB出力に充電ケーブルを接続すると磁気充電ケーブルに埋め込まれたLEDが緑色点灯し、充電開始で赤色点灯に切り替わり、充電終了で緑色点灯に切り替わります。

取扱説明書の大半部分は英語で、基本操作については多国語の取扱説明書が有り、日本語も含まれますし、説明にイラストが多く使われているので分かり易かったです。

低電圧警告機能が左側面に有ります(取扱説明書には説明されていません)。

本体左側面にLEDが埋め込まれていて、実際に確認してみたところ、電池残量が僅かになると赤色で点灯します。

警告灯が点灯する時点で既に初期の明るさは無いのですが、警告灯が点灯してからは、明るさが急激に低下します。

製品の性質上、一般的なフラッシュライトの様に“早目にお知らせ”では目立ってしまうので、警告灯は抑え気味の明るさで、電池残量僅かの時点で点灯する様です。

警告灯位置が旧型の前寄り位置から、後ろ寄り位置になったのも改良点でしょうか(警告灯が点灯していても指で警告灯を隠し易いから?)。

試しに満充電から5分連続点灯した後に充電を行うと、満充電まで約35分でした。

何度かに分けて使用して、警告灯が点灯してから直ちに使用中止して直ぐに充電すると、満充電まで約50分でした。

英語説明書の特に重要な部分を翻訳したのが下記の通りです。

1.ライトの明るさは最大出力で1分間点灯し、10分以内に光束60lmまで段階的に自動減光します。

2.付属充電ケーブルは専用品の為、他のOLIGHT製品には使用出来ません。

3.長期保管する前に満充電してください。

3.は実銃に装着した事を前提とした、充電池の自己放電や僅かな待機電流による充電池の消費に対する対策と思われます、必要時に最大の能力を発揮する為に。


◎ 総合して、評価の良かった旧型から更に改良され、充電システムも含めて完成度が高く、造り込みの良い製品だと思います。

何より実銃用の製品ですから、安心感や所有する満足感も高い、価値有る製品だと思います。



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